霊感的な便り

霊感的な便り

親友から絵が届く


竹馬の友から突然手紙をもらいました。今まで手紙のやり取りはなかったので何十年ぶりどころではありません。
近頃、時間ができたので絵を描き始めた。見てくれ。とピントの合っていない写真が同封してあります。彼の記憶の中で、中学生の私は絵を描いたり詩を書いたりしている子供のようなのです。
もちろん彼は、わたしがギャラリーを始めたことなど知る由もありません。彼、健くんが特殊な能力を持っているとも思えませんが、あまりのタイミングの良さに一瞬、霊的な気分さえ漂いました。

ちょうど今、『まなりやFREE 絵画展』を始めたところなので、展示してみたいから送ってほしいと連絡しました。その絵がさっそく届いたわけです。
ぺっしゃんこの段ボールに挟まれた三枚の水彩画です。車にはねられたかと思うほどかわいそうな梱包でしたが、破損しなかったのは幸いです。

わたしたちの故郷は、中島という瀬戸内海の島です。彼は今もそこに住んでいて、おそらく充実した老後を模索しているのでしょう。遠く離れて暮らしていても、年齢が同じなら考えることもほぼ同じと見えます。終活のドサクサに紛れて何かを企てたがるもののようです。友とわが身に、幸多かれと祈るばかり。
作品は彼、健くんには少々不満かもしれませんが、三連に吊るしてみました。
大阪に瀬戸内の潮の香りが届くといいのですが・・・。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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