盲亀浮木

盲亀浮木

2022年1月10日

散歩道が陥没する

日課として歩いている散歩道が、今朝、ひと抱えほどもある大きさで陥没していました。命にかかわる危険が、案外身近なところに潜んでいるものだと実感させられる光景です。
日の出前の暗がりの中、ここを通りかかった人はいなかったのだろうか。もし、足をおいたはずみに陥没したとなると大けがをした可能性だってあります。
以前から多少の段差があって、くぼみに足をとられないように気をつけていたところだったのです。想像力を働かせ、陥没の可能性を予見できなかったか?と考えてみるのですが、よほど用心深い人ならともかく、私にはさすがに無理でした。『想定外』と言い訳するタイプの人間でしょうね。

ふと《盲亀浮木(もうきふぼく)》という四字熟語を思い出しました。きわめて確率の低い、ありえないことのたとえです。昔の人間は大袈裟な物語を考え付くものだと感心したことがあって、頭のどこかに残っていた熟語です。
なぜこんな時にこんな言葉を思い出したのかといえば、他人の不幸は蜜の味だからでしょう。
もし、この農道を通りかかった人が、不幸にも陥没に巻き込まれていたとすれば、それは極めてまれな、というかよほど運の悪い人に違いないと思ったのです。ありえないほどの運の悪さを思ったとき、上記の四字熟語が頭をよぎったのでした。自分が災難を免れた幸運を棚に上げて、無責任にも能天気な物思いに浸れるのが人間らしいところかもしれません。

どういう風の吹き回しか、今年は早めに片埜神社に初詣して手を合わせたのがよかった。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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