秋の夢

秋の夢

運動場を2周

絵画教室で、絵の具を直接手につけ、あっという間に2枚一組の油彩画を描き上げた私は、意気揚々と早じまいして窓から外へ出ました。ベランダの柵を乗り越えたまではよかったのですが、地面まで思いのほか距離があることに気づきました。高所恐怖症の私は「アカン」と思った瞬間、足がすくんで動けなくなり大声で助けを呼ぶ破目に。白人のイケメン青年がベランダに駆けつけてくれました。柵に両手でつかまってじわりじわりと横移動する私を励ますように、イケメン青年はやさしく声をかけてくれました。
『運動場を2周するつもりで動いてね』
柵の切れ目にやっとの思いでたどり着いた私は、抱きかかえられるようにベランダに引き上げられました。騒ぎを聞きつけて応援に駆けつけた黒いTシャツの青年がイケメン青年に問いかけました。
『運動場2周ってどういうこと?』
イケメン青年は私の青ざめた顔を見下ろしながら、にっこり微笑み何か言ったと思うのですが聞きとる前に目が覚めてしまいました。ですから、運動場2周の意味と効能がわからないままになってしまったのです。
どなたかお心当たりのある方はお教えいただければありがたいです。急に肌寒くなった秋のせんない夢ではありますが・・・。

こんなポスターを作ったのが意味不明な夢の引き金になったのかも。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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